特別な日じゃなくても食べたい手作り「キッシュ」

料理をする猫のイラスト

キッシュが食べたくなったんです。
ネリコ母から、分けてもらったらとってもおいしくて。

シマくんの誕生日に作った生チョコタルトで生クリームがあまってる!
これはもうキッシュを作るしかない!

キッシュの卵液は、牛乳や豆乳でもできるけど生クリームだとコクと風味が格別ですよね。

ネリコ母は、キッシュの土台に冷凍パイ生地シートを使ったんだって。

よし!
ここはいっちょ、パイ生地から手作りしちゃお。

と思ったのが波乱の始まりでした。

朝から仕込んだ手作りパイ生地

パイ生地を1から手作りすると何が大変かって、ベンチタイムの多さです。

生地を作ること自体はとってもカンタン。
フードプロセッサーがあれば、バターと小麦を混ぜるのは一瞬です。
5分もかかりません。

新築祝いにお友達からプレゼントしてもらったブラウンは最高の相棒。
お菓子作りにも、鶏肉のミンチにも、ポタージュ作りやドレッシング作りにも使ってます。


下準備に気を付けてさえいれば。

まず、バターを1㎝の角切りにして、冷凍しておきます。
(15分ぐらいで固くなるみたい)
小麦粉も冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。

バターは冷凍庫へ!

で、砂糖や塩とともにすべてをフードプロセッサーに入れて切り混ぜるだけ。

さらさらになったところで、冷水を振り入れてさらに混ぜると勝手にまとまってきます。

パイ生地完成~!

ここまでめっちゃ簡単じゃん。
ここからが長いのよ。

ラップにぴったりとパイ生地をつつんで、3時間以上、冷蔵庫で寝てもらわないといけない。

ここで冷凍保存もできるらしいけど。
食べたい時に、食べたいじゃない?

2倍の量で作っておくのがいいかなぁ…。

3時間以上、休ませたら使い易いように綿棒でシート状にのばして、さらに1時間は休ませます。

バターがたっぷりなのがパイ生地だから、すぐにねちょねちょしてしまって、休ませる時間がたくさんいるのです。

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楽で失敗のない、生地の伸ばし方

綿棒でパイ生地を伸ばすんですけど、本当にねちょちょねちょするので、ラップの上じゃないと大変です。

タルト生地をつくったときも、安パイだった生地の伸ばし方が、難易度をさらに上げたパイ生地づくりでも有効でした!

まず、作業台の上へにひろびろとラップをかけます。

広げたラップの上に生地をおいて。

綿棒にラップを巻きつけます!

よく、生地の上にラップを乗せて綿棒で伸ばす方法が紹介されているけど、なかなか伸びないんですよ。

ラップの下で生地がよれてしまって。

だから、綿棒にラップを巻くほうがだんぜん早い。

気を付けないといけないのは、巻きつけた向きと同じ方向にしか転がせないこと。

だから綿棒の向きは固定。
ラップごとパイ生地を回転させて、外へ外へシート状に伸ばしていきます。

シート状に薄く伸びたら、作業台とラップの間にまな板を差し込んで、そのまま冷蔵庫へ。

この方法なら、油分の多いやわらかい生地でも壊れません。

このとき、使いたいタルト型の1周り分大きいサイズに伸ばしておくとスムーズです。
(↑今回の反省点)

タルト型にパイ生地を敷くという試練

パイ生地をシート状にしたところで安心してしまって、この後が試練だという事を忘れていました。

翌日もシマくんは仕事だというのに、夕食を食べられたのは9時30分という悲劇。

ごめんね。

タルト型に薄く油を塗り、小麦粉をふりかけておく

焼き上がった時に、すんなり方から外すための一手間。

アサヒ軽金属のシリコンハケがお気に入り。
しっかりとハケ先に油を含んでくれるので塗りやすい。
少ない量で、たっぷり濡れます。


そして食洗器に入れられる丈夫さが高評価ポイント。

アサヒ軽金属のキッチン用品は長持ちするのでコスパがいいです。


パイ生地を生地をタルト型に整形

ラップ付きのままパイ生地シートをタルト型にのせたら、めんぼうで余分なところを切り落とします。

ただ、すぐにパイ生地がねちょねちょするので、のばしたあともう一ど冷蔵庫で冷やさないとラップが取れなくて。

ラップを何とかパイ生地から引きはがしてから、フォークで空気穴をあけて、さらに30分ほど休ませると焼き縮まないらしい。

このベンチタイムを見落としていたー!

パイ底までサクサクに仕上げたいときの「空焼き」

夕ご飯がちっとも食べられない悲劇はここから。

パイ底までさっくさくに仕上げたかったら、パイ生地を「空焼き」しないといけないらしい。

予熱は200度。
タルト型に敷いたパイ生地に、タルトストーンを乗せて10分。
(ネリコはお米2合で重しにしました!)
タルトストーンをどかして、さらに10分焼きます。

底にしっかり焼きを入れないと、キッシュの下がべちゃべちゃしちゃうんです。

(それもそれで美味しいけど)

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キッシュの具の準備

ジャガイモは水さらしておき、ほうれん草はゆでて灰汁を抜いておきましょう。

ジャガイモ、ベーコン、ほうれん草、をニンニクと共に炒めます!
オリーブオイルで炒めると最高!


しっかり具材を炒めて水分を飛ばしておくことが、パイサクサクへの道。
サクサクは数分にしてならず。
半日がかりというわけ……。

キッシュの卵液

  • 卵…2コ
  • 生クリーム…100cc
  • コンソメ…小さじ1

卵液を流し込んでからの30分

パイを焼いた後の30分って……。
もう空腹地獄。

シマくん、ごめんね。

サラダを先に食べました。

焼き上がったパイの上に、まずピザ用チーズをたっぷり敷詰めます。
生地のサクサクを守るポイント。

そして、炒めておいた具をのせて、やさしく卵液を流し入れる。

180度の予熱で、30分!

やっと完成しました。

味は最高。これからもっと覚悟して作ります。

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