窓を開ければ一年中、緑が囲み、シーズンごとに顔を変え楽しませてくれる色とりどりの花…
そんなイングリッシュガーデンを夢見つつ、いまいち植物のこころがつかめない専業主婦のネリコです。
建売りハウスについてきたかわいいサイズのお庭の環境は植物にとって劣悪だったご様子。
庭はほぼ日陰。
だけなら何とかなったでしょうが、いつでも池がつくれそうなほど水通しの悪い粘土質な土壌。
おまけに石ころだらけ。
……数々の植物を枯らしてきました。
が、ちゃんと生き残ってくれる常緑樹＆多年草もおりまして。
その生き残りメンバーのひとつが、夏が近づくごとに愛が（需要が）深まってくるのが「蚊連草」ちゃんです。
蚊を殺す効果はない蚊連草だけど…蚊を撃退できる理由
だんだん夏が近づいてきました。
まだ5月だというのに、もはや蚊が飛んでいるのを見てしまいました。
目障り極まりないですね。
慌てて「虫よけスプレー！」と走りたくなるところですが……ネリコはホースの水をジェットにします。
そして庭に張り巡らせている「蚊連草」めがけて大噴射！
蚊連草は多年草のハーブの１種で…葉が揺れると香りをたっぷり出すんです。
この香りが蚊に対して効果バツグン！
蚊連草の香りがお庭中に充満すると、あら不思議。
蚊が寄ってこなくなるじゃないですか。
さっきまで目を血走らせてネリコの素肌に突進してきていたであろう蚊どもが、素知らぬ顔で素通りしていきます。（風向きでは無理なこともあるけど）
どういうことかというと、蚊は人間の体から出ている二酸化炭素の臭いめがけて飛んできているんだって。
でも蚊が蚊連草の香りを嗅いでしまうと、感覚が狂ってしまうため、二酸化炭素の匂いが分からなくなっちゃうんだそうな。
だから、庭餌出るや否やよーく育った蚊連草の葉っぱに向けて、勢いよく水をかけるのがネリコの夏の朝です。
“蚊連草の香りに紛れる作戦！”
日陰にも、日向にも。庭を囲うように端っこに蚊連草を植えています。
挿し木で簡単！１苗からどんどん増やせる蚊連草
ネリコと蚊連草との出会いはもう3年も前の話。
庭をやり始めた頃、憎さ極まってきた「蚊」への思いが募り過ぎ、ホームセンターでつい衝動買いしました。
たった1ポットを買ったのですが、挿し木でぐんぐん増えました。
増やしに増やして、数えてみたらなんと６カ所も植えてある。
ネリコの家の劣悪な庭でも増えるし、よく育ち、冬も枯れない蚊連草。
蚊連草は常緑樹の多年草でとってもいい感じ。
（かわいくはないけどね。実用性があるだけでかわいく思えてくる）
蚊連草の挿し木の方法
挿し木はとってもカンタン。
蚊連草の挿し木の時期はとくに選びません。
さすがに真冬にトライしたことは無いけど。
春から秋ならいつでもいいと思います。
大事なのは挿し木にするときの茎の太さだと思う！
細すぎると水を吸い上げにくいためか、成功しずらかったです。
- 蚊連草の上の方の茎を斜めにカットします。
葉は２~３枚あると光合成できてベスト。
さらに茎が小指ぐらいある茎を選ぶと失敗しにくいです。 - 蚊連草が倒れないぐらい埋めます。
（土に穴をあけておいて、埋めてあげる感じだと切り口が傷みません）
なお、挿し木で増やすときはさすがに園芸用の土を使っています。 - 根が出るまでは直射日光はさけて、常に土を湿らせておくとバッチリ。
2週間も葉が枯れなければ、成功です！
地植えの蚊連草はどんどん大きくなって、放っておくと腰ぐらいにまで育ちます。
だから、「大きくなりすぎたな」ってなった剪定のついでに挿し木で増やしていくといいですよ～。
大きくなり過ぎたら選手交代っていうのもカンタンです。
花も咲く！蚊連草の育て方
基本的に日当たりがいい所が大好き。
日当たりがよいと春に花が咲きます。
日陰でも咲くんですが、徒長しやすいです。
茎がふにゃふにゃと変な風に曲がって、形が悪くなってきます。
でも香りは健在です！（安心）
元気よく背筋ピーンな蚊連草に育てたいなら、日当たりがよくて風通しがいいところに植えるのがコツ。
地植えなら元気がなくなってきたころに水をたっぷり上げればすぐに復活します。
あんまり手がかからなくていい子です。
日当たりが悪いからじゃない！蚊連草が枯れる原因
日陰にも粘土質にも負けず。
夏の暑さのなかすくすくと育ち…
植物のこころがさっぱりわからないネリコでも枯れないほど丈夫な蚊連草です。
しかし、熱さには強いものの蚊連草は水枯れには弱いので、地植え向きの植物みたいです。
植物が得意な友達＆母に、蚊連草を分けたのですが植木鉢でベランダにて育てたところ枯れてしまったようです。
ネリコも鉢植えのまま育てていたときは、途中で成長が止まり、枯れかけたことがありました。
蚊連草は根の張りが深いので、鉢では収まらないみたい。
鉢の下から根っこが飛び出して、それが庭にくっついて命を保っているという状況…。
潔く地植えに変えたら、そのあとすくすくと育ち、日陰でも3年元気です。
蚊をよけるために「ベランダで育てたい！」という方は、大きな大きな鉢に蚊連草を植えてあげるといいかも。
30㎝ぐらい深いのがいいんじゃないかなぁ。
朝と夕方にお水をたっぷり与えればきっと元気に育つはず。
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蚊連草の香りで野良猫も寄り付かなくできる！（かも）
↑実験中
お隣さんが猫大っ嫌いみたい。
「フンを落としていって臭い」と、猫よけチクチクやペットボトルガードが半端ないです。
ネリコは野良猫にフンをされたら埋めてます。
この粘土質を少しは肥やしてくれるかな…なんちゃって。
（でもフン拾いをめんどくさいっ！臭い！）
ネリコは蚊に刺されたくない一心で、蚊連草まみれのお庭にしておりますが…。
どうせなら猫の身体で避けられないぐらい蚊連草をたっぷり茂らせてみようと思います！
猫の通り道を、蚊連草でぎっちり封鎖してやろうという魂胆です。
猫はハーブ系の匂いを嫌うらしいです。
特にローズマリーやゼラニウムを嫌うようなので、通り道にあれば通らなくなるかもしれないです。
蚊連草はゼラニウムの仲間なので、猫の嫌がる匂いということになっています。
別に逃げていくほど、蚊連草の臭いを猫が嫌うとは思えませんが、わざわざ身体を擦り付けてまでは通ろうと思わないかもしれないじゃないですか。
挿し木を植えたら、条件がよかったようでさっそくお花が咲いたんです。
猫の通り道で大きく育っていただき、蚊連草の防衛力に期待しましょう！
>>>シマとネリコの家には、他にもたくさんの植物があります♪
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