数えにして33歳の女。
人生でいちばん気を付けた方がいい年なんだそうですよ。
男性が一番気を付けないといけない厄年は、数えで42歳なんだって。
生きていると何回か厄年に巡り当たるんだけど、この女の33歳と男の42歳は特に大切な変わり目なんだそうな。
ネリコの前厄は思い返すとさんざんでね…(いつもあとから思い出すタイプよ)
18歳の時に盲腸で入院したよ。
そして去年が人生で一番危険と言われる31歳の前厄。
前厄の歳だとわかると、不幸がすさまじくて。
信号待ち中に後ろからノーブレーキの車に追突されたんですよ。
車間距離が空いていたので、玉突きにならなかったことが救い。
追突してきた車の前輪がもとからパンクしていたおかげで勢いがおちており、鞭打ちで済みました。
運転手は、突然の意識障害で朦朧して追突してきたそうです。
3カ月近くの接骨院に通いました。
コロナになって、高校の友達2人とライン飲み会をしたら、去年が前厄で今年が本厄だって知ったのさ。
いやぁ、びっくり!
厄年でないシマくんが運転していなかったら、こんなに軽くなかったのかもね。
建築士の友達は身体が頑丈なのが自身だったのに骨折したり、高熱をこじらせかけて大変だったとかで、年末にお祓いをうけたそうですわ。
というわけで、前厄の強力さに圧倒されまして、33歳の本厄女3人で熱田神宮へお祓いに行ってきました。
熱田神宮でお祓いしてもらうには
御祈祷に予約はいらないです。
行って、受付用紙を記入します。
受け付けた順に、ご祈祷へ読んで頂けます。
きれいで大きな待合室があるので雨風をしのげ、受付を済ませたらゆっくり待てると思います。
受付用紙には、住所と名前にフリガナをつけるようにあるのですが……
このフリガナはしっかり丁寧に読みやすく書くのがいいなと思いました。
御祈祷でひとりひとり読み上げてくださるので、恐縮でした。
熱田神宮のお祓いにはお気持ち料金が3択ありまして。
6000円、8000円、10000円です。
お気持ちによって、最後にいただける縁起物(おさがり)の内容が違うようです。
もしかすると、お気持ちが多いと最前列のご祈祷席に案内されるのかもしれないです。
最前列はスカスカだったのですが、3列目以降にほとんどの人が通されていました。
熱田神宮のお祓いの服装と、雰囲気
![](https://www.shimatoneriko.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_20210131_115345-927x1024.jpg)
写真は、昨年たまたま撮れました。
おみこしが担がれていきました。
そのとき「お祓いを受けてみたい!」って思ったんですよね。
今思えば、サインだったのかもしれないな。
ネリコの野生の勘が「おい、一世一代の厄年だぞ!」と己に訴えていたのかもしれません。
「熱田神宮のお祓いは私服でいい」とネットで調べていったのですが、色味は抑えていく方がよさそうです。
情報の通り、下がジーンズで上がトレーナーの人もいました。
が、厄払いだと一見してわかるほど目立っていたので……
熱田神宮のお祓いの服装はちょっとキレイめな服を意識したほうが吉です。
厄払いの人は男女ともにややカジュアルで、白、紺、黒の私服が多かったです。
ネリコは紺色のコートを羽織って、白のブラウスという服装にしました。
ネリコの友人は、上下ジーンズだったのですが紺と黒の組み合わせ。
よくなじんでいたと思います。
どんな服を着ていっても、ハロウィンでもしてない限り、注意されることはなさそう。
だから気持ちの問題です。
お宮参りや、ご祈祷の方は意識が高かったです。
大きな会社の役員のは、かしこまったスーツで最前列に座っておりました。
御祈祷を受ける方は、男性ならスーツ、女性はワンピースでした。
お宮参りも、ワンピースやお着物を召していてあでやかでした。
着物は、目に入るだけで気持ちが華やぐ感じ。
伝統衣装っていいですね。
熱田神宮はいつ行ってもお宮参りの子や赤ちゃんを見かけるので、ご祈祷中も厳粛というよりはファミリーを感じます。
他の神社を参拝したときにご祈祷を見たことがあるのですが、熱田神宮はハッピーな雰囲気が強めだなと思いました。
ネリコは、子どもが好きじゃないので…
ものすごく、うるさかったです!ごめんね。
そんな払われるべき邪心を抱えつつ挑んだお祓いのあとに、参拝しておみくじを引きました。
ありがたいお言葉は…
心が清浄でなければ思わぬ誹り(そしり)に遭う。
…(中略)…深く慎むべし。
そういう事です。
はい、言うまでもなく末吉でした。
吉ってついてるだけやさしさかな?
熱田神宮のお祓いで頂けたもの
今回、ネリコたちは6000円のお気持ちを包みました。
包むと言っても、熱田神宮はとても大きいのでレジで受付があり、お財布からお金を出した方がスムーズです。
レジがあるので、ぴったりした金額がなくて大丈夫。
本厄のお祓い後、頂けたのは…
- お札
- お札立て
- 神箸(おみはし)
- 厄除御幣
- 落雁(らくがん)
![](https://www.shimatoneriko.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_20210328_190439-1-1024x768.jpg)
6000円のお祓いやご祈祷を選ぶ方は、初めての方が多いのかもしれません。
だからお札立てがいただけたのはうれしいです。
お札をいただいても、正直、置く場所がね……
これならすぐに立てかける事ができます。
![](https://www.shimatoneriko.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_20210330_122543-768x1024.jpg)
もしかすると、おさがりは料金だけでなくて、本厄かどうかでも内容が違うのかもしれないです。
丁寧に、家の中のどの様な場所にお札を置くのがいいのか、その扱い方などを説明した紙も同封されていました。
リビングで一番明るい、飾り棚の上に置きました。
方角は南か東を向くのが正式だそうですが、一番大切なことは「いい場所であるか」だそうです。
お札によって神様の力を分けてもらっているということらしいので、神様に失礼のないように心地よい場所に置くことが礼儀なんだって。
お札の方角は南西を向いてしまいますが、ええどうか神様、ここが我が家の一番、よいところです。
![](https://www.shimatoneriko.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_20210330_122500-768x1024.jpg)
説明文によると、この一年、このお札に向かって朝と夕に手を合わせるんだそうです。
朝は「今日一日、安全で健康にいられますように」
夕は「今日もありがとうございました」
もちろん、どちらのご挨拶も2礼2拍手1礼です。
ほほぉ……。
1年もそれを続けられたら、なにかしらありそうですよね。
いいことが。
なお、ネリコはお札の薄紙ははがしたいタイプです。
お札の薄紙は、「持ち帰って適所に誘致されるまで汚れないように」という神社側の配慮であり、はがしてもはがさなくてもいいそうです。
薄紙を外さない派の意見としては、直に神様のお名前を拝むのは恐れ多いという気持ちだそうで。
ネリコは、お札の薄紙はない方が明るく感じられるのではがしました。
神箸(おみはし)で夕食をいただきました
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神箸は、お供え物のおさがりをいただくことと同じ意味なんだって。
「家庭でお使いください」としか説明はありませんでした。
お札や厄除け御幣には「今年一年」と明記されていたけれど、神箸は特になし。
「使い捨てなのかな?」と思ったネリコは……
ありがたく、夕食をいただいて…その日に処分しました。
ネリコは割り箸の木が刺さる感じが苦手なので。
角が指に刺さって痛くってね。
このお箸が、食べ物に触れることに意味があったんだという解釈です。
きっとこの夕食は特別だったことでしょう。
(いつもは封印している箸置きまで取り出しましたもの。)
と思ったのですが、毎日の食事で繰り返し使った方がよかったのかも。
捨てちゃいました。
ごめんない。